お知らせ

「好きなことを楽しむ時間」

～作品作りを通して、昔に想いを馳せ、今と繋がっていく～

 

老健にて週三回、個別リハビリで担当させて頂いている90代のWさん。

「町を歩いていると小さい頃からよく声をかけてもらえて、かわいがってもらっていたよ」とご本人が話される程、活発で社交的な性格の方です。

おしゃれも大好きで、「服も帽子も靴も、家にいっぱいあるわ」と笑顔で話されます。

施設での生活でも、大好きな帽子を気分に合わせて、いつも被られています。

 

「手作業も好き。何か自分で作ってみたいわ」

と言われ、個別リハビリの時間にお花紙を利用した作品作りに挑戦しました。

大好きな帽子を作品テーマに決定され、帽子の形や色決め、お花紙を丸める作業、色の配置、貼り付けも楽しみながら、少しずつ、個別リハビリの時間内に仕上げていきました。

 

完成した作品がこちら

出来上がった作品は、老健リハビリ室の入り口に展示させて頂き、家族様の面会時に見て頂きました。

「飾ってある作品を見て、家族もびっくりしていたわ」と嬉しそうに話されていました。

 

 

今はご本人が生活されているフロア内の、いつでもご本人も見る事が出来る場所に飾られています。

ご本人も完成された作品をとても喜ばれ、また新しい作品に挑戦中です。

これからも施設での生活の中で、楽しみを感じられる時間がたくさん増える事で、ご本人らしいより良い生活に繋がるようにお手伝いが出来ればいいな、と考えています。