お知らせ

 　最近、
「わからない」「どうしたらいい」と話されることが増え、自己肯定感も低くなっているご利用者様のN様。

お話しの中で「子どもたちに○○をしてあげないとあかん」と話されることが多く、施設に入所されてからも家族の一員である役割は継続していてご家族様を心配する想いがあります。
そこで、家族様宛ての年賀状を作成することで家族としての役割を果たし、まだまだできるという自己肯定感がよみがえるのではないかと年賀状作成を提案いたしました。

　毎日、文字練習され、ご自分の名前をしっかり書けるようになりました。そして、上手に書けるようなってくると笑顔も増えていきました。 　

折り紙を貼る時には「これをもっと端の方に貼ったらいいね」とご自分で考えて作成されることもありました。 　完成した年賀状を手に「綺麗に出来たわ」と満足そうな表情が見られました。日常生活の中で忘れてしまうことが増えても、母親として家族を気にかける気持ちは忘れないことをN様から学びました。
ご家族様に年賀状を渡す日が楽しみです。