老健リハビリより《学生指導からの気づき》
言語聴覚士として、管理栄養士を目指している学生さんに指導する機会がありました。言語聴覚士を目指す学生の指導とは違い、専門用語をできるだけかみ砕いて、わかりやすい言葉を選択しながら指導させてもらいました。少しでも、摂食・嚥下障害のことについて理解が深まったなら幸いです。
模型を使用して、摂食・嚥下のメカニズムや誤嚥などについて説明しました。また、言語聴覚士がどのように食事場面の評価をしているかなどについても説明しました。
体験コーナーでは、喉頭マイクを装着してもらい自分の嚥下音を聴いてもらったり、お菓子を使用して咀嚼しないで食べる、舌を使わないで食べる、口を開けたまま嚥下してもらうなど様々な摂食・嚥下障害の体験をしてもらいました。
最後に利用者さんに協力してもらい、実際に食事介助場面の見学をしてもらいました。
疑問に思うことを質問したり、体験コーナーでは積極的に体験して学ぼうとする姿勢を見ることができました。専門分野外のことも貪欲に吸収しようとする学生さんに関わることで、社会人になって十数年が経過した私自身も「新しいことを学ぶ大切さ」を思い出させて頂くいい機会となりました。
今回、指導させて頂いた学生さんには、無事目標を達成して「学ぶこと」を継続できる管理栄養士になること期待しています。
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