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~回想法~ 老健リハビリより

回想法

回想法とは、昔の懐かしい写真や音楽、昔使っていた馴染み深い家庭用品などを見たり触れたりしながら昔の経験や思い出を語り合う心理療法の一つです。

昔の思い出を話すことで、精神的に安定し、認知機能にもよい影響をもたらす効果が期待できると言われています。

 

恵泉のリハビリ室でも、作業療法士を中心に集団や個別リハビリの中で回想法を行なっています。

本来の人間らしいイキイキとした生活をするためには、役割や人との繋がりが重要な要素になってくると思われます。

しかし入所者様においては、それらが希薄になり「自分は何も役に立たない」「さみしい」と思いながら生活されている方もいらっしゃいます。

 

そこで、特に作業療法では、「役割」「人との繋がり」に注目し回想法を行っています。

 

入所者様には、私たち職員が知らない時代の大切なことを「伝える役割」を持っていただき、また、それを他の入所者様と一緒に回想することで、気持ちを「共感し安心」できる場になれば、施設での生活もイキイキしてくると願っています。

お国のため、家族のために懸命に生きてこられた方々に、もう一度輝いて頂きたいと願っています。

 

わたしたち職員にとっては、伝えていただいたことに対して入所者様への感謝の気持ちを伝え返すことで、交流も深まり、新たな関係作りにつながっています。

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