“介護現場に求められるコミュニケーション技術・チームケア”教育研修の開催
-“報連相(ホウレンソウ)”の重要性、意義、目的について学ぶ-
2月5日(木)本施設内にて法人職員教育の一環として、福井由美 講師(神戸リハビリテーション福祉専門学校)による平成26年度最終の教育研修が開催されました(年7回実施)。
今回は、「介護現場に求められるコミュニケーション技術・チームケア」について“報連相(報告・連絡・相談)”の重要性、意義、目的について学ぶことができました。
介護現場では機能する“ホウレンソウ”が不可欠ですが、どのような点に留意して「報連相」を行うか、現場で発生するケースを通じて、その基本と対策事例を講師の先生が紹介、参加職員が日頃の業務とオーバーラップしながら考えていく形で研修が行われました。
“報連相はチームケア(マネジメント)の根幹”且つ、確実に機能するチームワークやコミュニケーション(関係部署間の連絡・報告・相談・引継ぎ等)は、日常の介護や看護、生活支援のみならず、ご利用者やそのご家族との信頼関係を築く大切なものだと再認識することが出来ました。
チームケアの本質は、上司と部下、職員間の風通しのよいコミュニケーション作りが仕事上の問題を速やかに発見・共有・解決し、報連相の三つの内一つでも機能しなければ、上司と部下、チームコミュニケーションは活性化しない…参加した職員も個々の日常業務「報連相:ホウレンソウ」を顧みていました。
【ポイント】
報連相は、それぞれの相手に結果(途中経過)や連絡、報告ができているか、報告する時のタイミングは適切か、上司は報連相を部下にだけ求めていないか、また事実確認をしないで憶測で物事を判断していないか、部下の相談に快く応じているか、上司自らが率先して報連相を行っているかが、コミュニケーションの潤滑油として重要……。
日頃から“結果→経過→対策など簡潔に連絡・報告・相談を意識し考える⇒少しの気遣いと心掛けが、コミュニケーションが機能する大きな第一歩”になることを学びました。また、職場だけでなく地域社会や家庭においても不可欠な要素だと改めて感じられる研修会でした。
本法人は、ご利用者が「幸せを実感できる介護サービス」を継続的に提供、ご利用頂けるように全職員が様々な研修に取り組んでいます。平成27年度も引き続き質の高い教育研修を目指します。
(教育研修部門)