“その世界に合わせて対応する”教育研修の開催 -認知症の方への関わり方-
今月も先月に引き続き11月26日、本施設内にて法人の職員教育の一環として外部講師(西本直樹講師:認知症介護指導者)による教育研修が開催されました。
今回は、「認知症の方との関わり方」を講義や実際の映像を見ながら学びました。認知症の人は65歳以上の高齢者のうち約460万人と推計されています。その診断、治療、ケアの推進が社会的にも重要な課題となっています。
そのケアの要として患者様のみならず、施設やご家族のサポートも期待されています。ご本人様の想い、感じていることや実際に介護に関わる施設職員の理解、ご家族の大変さ、どのようなサポートが必要とされているのか、施設での「認知症の方への関わり方」介護の現場で必要となる“認知症の方への寄り添い方、心構え”を中心に研修がスタートしました。
介護施設でのケアの様子を記録した映像では、認知症の方(ご本人)が、いかに社会や家族に関わってきたのかを大切にし、生き甲斐をもって社会に参加し、その存在感を感じながら幸せに暮らせるのかがリアルに表現されており、深く印象に残るものでした。
研修に参加した職員は、介護現場での日常を顧みながら、「認知症の方の行動の意味」「価値感や歩んでこられた足跡・人格」これらを見つめ直し“認知症の方の作っている世界を理解し大切にすること”を再認識しながら意見交換する場面も見られるなど充実した研修会でした。