【家族にしかできないこと、家族だからこそできること】老健リハビリ
夫氏は以前から当施設一般棟に入所されておりました。
この度、奥様が認知症専門棟に入所されました。
奥様から「お父さんもここに入っているの!」「会いに行こうと思う」と日常生活でもリハビリの時にも話されていました。コロナウイルス感染症も流行する中であるため、各棟の看護師長などとも相談しながら、同じ施設内であるため大丈夫であろうとの判断から面会を行うことにしました。
奥様を連れて夫氏に会いに行くと…
普段なかなか目を開けた姿をみることが難しい夫氏ですが、奥様が来たことを伝えるとしっかりと目を開けてくれました。返答のない夫氏に奥様は…
ほっぺたを叩く叩く…(笑)
思わず職員が突っ込むほどでした…
その後もほっぺたをもって…下あごを持って…
夫氏が普段受けることのない刺激をたっぷり受けました
途中、リハビリ職員の方を見て
(もう勘弁…無茶苦茶やろ…)
というような表情をされる瞬間もありました。
ただ、その次のリハビリのときには
「奥さんは毎日でも会いたいそうですよ」と夫氏に伝え、
毎日でも会いたいですか?と伝えると
「そりゃな…」と照れ笑いを浮かべる夫氏を見てこちらも幸せな気持ちになりました。
私たちも長い付き合いでいろいろな姿を見てきましたが、このような姿は決してみることのできない姿でした。
私たちは専門職として私たちにしかできないかかわりもありますが、一方で私たちでは絶対にできないかかわりがあり、家族だからこそできること、家族にしかできないことがあるのだなと改めて思いました。
今はコロナ禍でなかなか対面での面会ができませんが、オンラインでも対面でもぜひご家族様のお力をお貸しいただければと思います。
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