老健リハビリ ~きっかけ作り(クラフト制作)~
リハビリへ参加するきっかけをつかめず、
日常生活でも他者との交流はほとんどなく、ずーっとパズルをされている。
そんな日常生活でした。
本人・ケアマネ・リハの3人で改めて現在の施設生活や本人の状態について相談を行い、
リハから提案した立体パズルやウッドクラフトの作品作りに興味を示されました。
「できるかわからんけど…」
「簡単なものからやってみてちょっとずつ難しくな…」
と自発的な発言が見られました。
1人で行うには難しいながらも、一生懸命考えながら取り組まれ、
必然と会話も生まれることにより、日常生活でも職員との会話が増加してきています。
次はもう少し難しいものに挑戦してみようか?
乗り物ばかりじゃなく違うものを…
こんな自発的な発言も見られるようになりました
その後は、大阪城(2か月)、金閣寺(1か月)と作成し、現在は姫路城(9月中旬から)を作成しています。
細かい部分は難しく、自分でできずに手伝うこともありますが、
大阪城・金閣寺と完成すると、看護師さんや他利用者、他職員に対して、自ら見てもらい、
褒めていただくとまんざらでもないようないい笑顔をされていました(*^-^*)
今までは色々なことに対して「わからん」と答えられ、
それ以上に発展することが難しかったですが、作品作りを通して、
「できないかもしれないが…」「やってみないとわからない」と発言されることも増え、
日常生活でも会話量が一気に増えている様に思われます。
自分が楽しめる活動、自分らしくできる作業に取り組むことは、
生活を豊かにすることを改めて教えてくださいました。
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