“療養支援看護” 教育研修の開催
-生活者として自立できる生活を目指して-
今年度6回目となる外部講師による職員教育研修を12月7日に開催しました。
今回は兵庫県看護協会から講師をお招きし、「療養支援看護」という題材でご指導をいただきました。
研修内容は、高齢化社会が進み、人は確実に老いていく中で、いかに人の暮しを支える環境条件に適した“人間としての生活感”“人としての本来の姿”を維持し、あるいは、取り戻すための様々な「継続ケア」について学びました。
「人は生活者として一人では社会生活に適応できず、誰かと何らかの形で、より添い、触れ合い、交わることで、たとえ会話がなくとも社会生活を共有できることから、利用者に対し、その状況により、様々な支援看護が必要ではないか」との講師の先生の切り口から研修が始まりました。
予防的介入のポイントとして特にリハビリにおいては、早期に開始することが必要で、可能な限り、足底設置座位への姿勢を保持、認識することで表情も豊かになることが解り、具体的な事例により、臥床による心身への影響、呼吸ケア、口腔ケア、嚥下障害、誤嚥下性肺炎等の障害における継続的なケア方法について知識を深めることができました。
特に、嚥下障害ケアに関しては、コップに水を入れ、上向き状態で水を飲んだ時の飲み難い感じや喉の筋肉の動きなど実践を交えて体験しました。
参加した職員は改めて、療養支援=“継続は力なり”まず、利用者本人と向き合うことから利用者が「その人の生活の場で、その人らしく」療養生活を送られるように、継続ケアを試み、重視することで、心のこもった看護支援が、双方の満足度の高い看護支援に繋がることを認識する等、貴重な研修となりました。
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※この記事は旧ブログ:スマイルナビ からの転載です
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