老健リハビリより 「リハビリのご様子」
リハビリでは、ご本人との対話を通してひとり一人の生活史を紐解き、well-being(より良い状態)な日常を取り戻し、自分らしく生活できるような支援を心掛けています。
昔から料理の教室を開いたり、近所の方と木彫りを楽しんだり、活動的に生活されてきた80歳代の女性。老健に入所されていますが、リウマチによる手の変形もあり、趣味で行っていた木彫りからは数十年遠ざかっていました。リハビリを進める中で、出来ることが少しずつ増え、心身機能面も変化もみられてきました。そんな中、「木彫りできるかな?」と今まであまり乗り気ではなかった趣味活動の再開に対するチャレンジ発言が聞かれました。
初めから大きな作品を作ることは困難であると判断したため、点描細工の額を木彫りで作成することから始め、少しずつ彫る感覚を思い出してもらいながら、リハビリを進めていきました。
そして今回、「息子さんに何かを残しておきたい!」との想いを伺い、息子さんの干支である丑を彫ることにしました。
非常に細かな箇所も丁寧に丁寧に彫り進めて4か月かけて作品が完成しました。
「すごく立派な作品ができた!」「こんなことができるとは思っていなかった!」と大変満足されていました。
「次は次男にも作ってあげないと!」とますます意欲的になられています。
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