11月 2013 のアーカイブ
利用者本位の介護技術の基礎Ⅱ(応用編)” 教育研修の開催
-心でつながる介護技術-
11月28日に職員教育の一環として外部講師による教育研修を開催しました。
前回の「利用者本位の介護技術の基礎」を応用編とした内容で、ご利用者の側に立った介護技術(心の通い合う介護)について、2名の先生方にご指導をいただきました。
研修内容は、ベッドから車椅子への 移乗動作介助の際の介護側の体勢の取り方や、応用テクニックについて、介助者も本人も楽に出来、効果的な介助方法について学びました。
移乗動作介助において、まず、利用者本人と向き合い、どのような動きが可能であるか、本人ができることは何か?を把握し、利用者との適切な距離(体勢や移乗方向への重心移動)をとることで、“より安全”で“双方に負担や苦痛が無く”“信頼感を生む介護”が実践でき、双方が満足度の高い介護に繋がること等、知識、技術面での貴重な体験となりました。
また今回は、介助する場合の技術と気持ち(心)の一体化について「心のない介護は作業、技術のない介護は暴力」という気持ち(心)を持つことで、「心の通い合う介護」が大切ではないか。との講師の先生方の言葉が印象的でした。
参加した職員は、日頃当たり前のように行っている介助が、「想像以上に難しい」と感じたり、「なるほど」と思うケースも多く、この研修で普段の介助方法がご利用者や自身にとってどうだったのか、今一度、見つめ直す良い機会となりました。
職員の教育研修は次回も開催されますが、本法人は今後も福祉人材の育成を目指し教育研修を支援していきます。
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※この記事は旧ブログ:スマイルナビ からの転載です
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大久保北「健康まつり」への参加
-笑顔になれる福祉・健康づくり-
11月9日(土)に大久保北コミュニティセンターで「健康まつり」が開催されました。
このイベントは、家庭や職場、地域の皆様との交流を通し、健康づくりに役立つさまざまな情報を
提供するもので、本法人もこのイベントに毎年協力させていただき参加しています。
会場にはこの機会に、健康や介護・福祉に関する正しい知識を身につけ、将来にわたり生き生きと快適に過ごせるようにと、健康、介護・福祉に関心のある方々が多く来場され、健康、介護・福祉に役立つ相談・情報コーナーや健康測定コーナー、講演会等多くの方々で賑わっていました。
本法人施設の相談コーナーにも介護、福祉について相談したいという方が来られ、担当職員が
健康・介護のサポート方法や入所システムなど、本施設の展示パネルを利用しながら、日常
生活の中での福祉健康づくりの知識や介護全般について説明を行うなど、理解、関心を持ってもらえるよう相談者の質問に丁寧に対応を行っていました。
高齢化社会における取り組みや課題について皆様の関心の高さをあらためて感じる一日でした。
本法人では、今後もご利用者の皆さんや地域の方々が「笑顔になれる福祉・健康づくり」に
少しでもお役に立てるよう、さまざまな情報をご提供させていただきたいと思います。
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※この記事は旧ブログ:スマイルナビ からの転載です
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“夜間想定の消防訓練を行いました!!119の日”
-防火への気付き・出火防止の意識付けー
11月8日、秋の火災予防週間(119の日)として今回は本法人福祉施設を対象に明石市消防本部の立会いの下、職員、入所者共に夜間における防火避難誘導訓練を公開で行いました。
今回は、第2特別養護老人ホームにおいて、夜間に館内の一部から出火した設定で、夜間の当直体制の中、入所者の皆さんをいかに「迅速に安全に避難していただくか」を目的とした訓練です。
訓練では火災報知機が発報したとの想定で、119番への通報訓練、初期消火訓練、入所者の部屋を回っての避難誘導訓練、避難経路の確認、応援隊への指示・連携、入所者の安全確認などについて実践しました。
参加した職員は、緊張しながらも、マニュアルに沿って、時には臨機応変に的確な行動をとりながら真剣な表情で訓練に取り組んでいました。
訓練終了後、消防隊員より講評があり、通報装置の使い方、声の出し方、応援隊への的確な指示、避難誘導・誘導時間、職員間の連携など普段の訓練の成果が想像以上に出ていた。特に入所者の避難後に部屋に貼る「避難確認シール」は効果的で工夫がされてた。
今後も防火に心掛け、スムーズな避難誘導が行えるよう更なる工夫をお願いしたいとの講評がありました。
今回の訓練を顧みて、訓練で体験した中から得られた「防火への気付き」を参加した職員が共有し、施設毎に最善の対応策(防火へのスキルアップ)が必要と感じました。
また、職員の少ない夜間において、入所者の皆さんの安全を確保するためには、火災を予防することが第一で、今後も常日頃から施設全体として「出火防止の意識付け」が重要だと感じました。
本法人では、入所者の皆さんの安全を守る為、今回の訓練を過信せず、今後も、安心・安全な信頼できるサービスを提供したいと考えています。
なお、訓練の模様は、11月9日の神戸新聞、毎日新聞に掲載されました。
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※この記事は旧ブログ:スマイルナビ からの転載です
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明石恵泉「合同文化祭」
11月1日~3日の3日間、本法人7施設の「合同文化祭」が開催されました。
今回の文化祭は、ご利用者の方がこの1年間季節感を感じながら作業レクレ-ション等を通して作られた作品や、絵画、書道、編み物、陶芸などさまざまな作品が数多く展示され、ご利用者の皆さまとご家族様が一緒に和やかに観覧されていました。
また、文化祭初日には、長谷川式認知症スケール(HDS-R)を開発、常に認知症医療界の第一人者として時代を牽引された長谷川和夫先生をお招きし、「認知症ケアの基本課題~今とこれから~」と題し、基調講演が第2ケアハウスシネマホールにて行われました。
講演会には本施設職員をはじめ、他の福祉施設のケアマネージャーの方々や、地域の民生委員の方々など100名が参加し、認知症のケアに対する知識や心構えについて貴重なお話を聞くことができました。
先生のお話の中で印象に残ったのは、その人を中心にした「ケア=パーソンセンタードケア」
“人間としての尊厳性(今、ここにいる存在が尊い)その人らしさを大切にする。”
この言葉に認知症ケアのスキルが凝縮されているような気がします。「その人によりそう、心で寄り添う」聴講者の皆さんに語りかけるような先生のお話しぶりは“より添うような優しさ”に満ちあふれ、その優しさが秋の柔らかな日差し(光)のように思えた講演会でした。
今後も本法人では、文化祭を通して、皆様の新しい発見、学び、出会い、そしてふれあいの場となればと思っております。
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※この記事は旧ブログ:スマイルナビ からの転載です
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